学生の多い荻窪。彼らは外で食べるご飯に求めるものは!?
一人暮らしの若者なら「低価格」、「満腹感」ちょっと贅沢を言って「栄養バランスの良さ」などが挙げられるのではないだろうか。
幸い荻窪は定食屋も充実している。荻窪のおふくろの味と呼べる名店から、パンチの効いた定食まで、財布に優しい定食を紹介させていただきたい。
「福利亭」
大手チェーン店を超えるコストパフォーマンスを持つのは中央・総武線荻窪駅から新宿方面に徒歩8分の福利亭。
外観は中華料理屋。そう安いお店にも見えないが、ご飯おかわり自由の日替わり定食が600円〜と非常にお得。
本格的な中華のおかずはご飯が進む。卓上のゆで卵も自由に食べていいとのこと。心遣いが嬉しいお店だ。
「長寿庵」
教会通りの長寿庵は普通のお蕎麦屋さんといった外観。
だが店内に入るとその充実したメニューの多さに驚くだろう。
ラーメンから定食まで食べられる「長寿庵」でオススメしたいのはボリューム満点のカレーライスともりそばのセット(680円)
お蕎麦屋さんのカレーライスが美味いのは何故だろう。味について聞いてみると和風だしを使っているそう。
カレーの箸休めにもりそばをつつける贅沢なセットだ。
40年の歴史を持つこのお店はランチどきは激戦区となる教会通り商店街を代表する名店だ。
「やしろ食堂」
長寿庵の隣では老舗やしろ食堂が営業している。
まさに大衆向けといった、昭和を感じる店構えで、ランチどきはお客さんが途切れない人気店だ。
日替わりランチ(620円)が人気だが、お手頃な値段だけが押しどころではない。
なんといってもその昭和から受け継がれてきた味が「おふくろの味」と呼べるなんとも優しい味わいだ。
お店には学生の頃から通う方もいるそう。
「安くて美味い」の難しさ
極限まで安くで済ませようと思えば、チェーンのお店も充実している荻窪なら容易にお店を選べる。
だが、ときに変化を持たせないと、飽きが来てしまう。
バリエーション豊かな定食を『今日はここで』と選べればそれが一番いい。
同じ味に飽きてしまったときに、節約しなくてはいけないときに、今回紹介させていただいたお店たちを訪れてみてはいかがだろう。
(写真・ライター:松村)