ラーメン久保田

荻窪の裏路地で見つけたイチオシ!「ラーメン久保田」

 

駅北口駅前に『荻窪銀座街』と呼ばれる一角がある。

戦後の闇市の名残を残すこのエリアは、鳥もと春木屋などの老舗が多く立ち並び、青梅街道へ抜ける入り組んだ路地に「荻窪らしさ」を感じる方も多いのではないだろうか?

 

そんな鳥もとのご主人に、【特集】荻窪を愛する人① イースタンユース・吉野寿取材の際に紹介していただいたお店が、鳥もとの斜向かいのラーメン久保田だった。

 

荻窪情緒溢れる路地裏に「ラーメン久保田」はお店を構える。

店内・厨房両方とも店外から窓越しに見れるオープンな造りなので、とても入りやすい。

 

席はカウンター席が7席。扱うメニューは「中華そば」「チャーシュー麺」2種類と、古き良きラーメン屋さんを感じさせるが、「ラーメン久保田」のオープンは2011年と意外にも最近のこと。



ラーメン久保田


お店へ入ると、ご主人の久保田さんが迎え入れてくれた。

今回は「中華そばの味付卵トッピング」をいただいた。

充実したトッピングはそのときの気分に合わせた一杯を楽しめるだろう。

 

豚骨醤油ベースのスープが縮れ麺によく絡む。

製麺“もする久保田さんの麺に対するこだわりを感じた。


ラーメン久保田写真 左:チャーシュー麺。肉厚のチャーシューがたっぷりと乗る。これまた絶品!何枚でもいける!!
写真 右下:味玉、ニンニクトッピング。その他のトッピングもお試しあれ!

 

背脂は多すぎず、女性や年配の方でも食べやすい優しい味に感じる。聞く話によると、こちらの背脂は、スープと融合した「溶き脂」を使用しているそう。

トッピングで注文した煮抜きの味付玉子も、スープとの相性が抜群。卓上の唐辛子で味をピリッとさせても美味しくいただける。

 

ラーメン久保田店内写真

 

「ラーメン久保田」の追求する味、守る味


これまで吉祥寺、阿佐ヶ谷、大塚などに店舗を展開するホープ軒で修行をしてきた久保田さん「ラーメン久保田」をオープンした経緯を伺った。

 

 

──荻窪ラーメンという言葉もあるくらい、有名な老舗が立ち並ぶ荻窪駅北口。こちらでお店を始めたキッカケを教えて下さい。

 

久保田さん:このお店はもともと祖母の家で、荻窪は地元でした。

昔ながらのラーメンが好きで、21歳のときからラーメン作りを始めました。

 

自分のお店をやりたいと感じたときに、地元の荻窪だからこそ、色々なつながりが持てたので、ここにしようと決めました。

老舗も多くて、おいしいラーメンの味を知る方も多い場所です。

なので、こうして始めたからには、自分のスタイルを追求しようと決めました。

 

──古き良き味わいを残しながらも、どこかで食べたような味ではない。オリジナリティの追求が味わえました。ラーメンづくりでこだわる部分を教えて下さい。

 

久保田さん全てにこだわります。だしの取り方から製麺まで、自分で一からできる技術は持っておくべきだと感じたんです。

 

私がラーメンを学んだホープ軒も創業80年。受け継がれてきた『昔ながらでおいしいラーメン作り』をできればいいなと考えています。

一から作ったラーメンを提供して、それを『美味い』と言ってもらえる。それがラーメン屋として一番の喜びです。

 

  ──ラーメン久保田の目標は、『荻窪の古き良きお店として続けていくこと』ということですね!

 

久保田さん:はい。何十年もやりたいなと考えています!

店舗展開は今のところ考えていませんし、このままこの場所で、自分のスタイルでラーメンを作り続けていきたいです。

それでこの土地にお店が残れば、「ラーメン久保田」が認められたことになるんじゃないかなと思うんです。

 

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昔ながらの佇まいの路地裏のラーメン屋さんは、食べてみると新しい発見と楽しみを与えてくれる。

次世代の荻窪ラーメンを担う「ラーメン久保田」の味。是非ともお試しあれ!!

 

(ライター/写真:松村)