荻窪ビール工房オープン

正真正銘の荻窪ビール!荻窪ビール工房がオープン!

 

お店で地ビールを造り提供する飲食店で話題になった高円寺麦酒工房をご存知だろうか。

 

街のビール屋さんになりたい!」というオーナーの能村さんによって、2010年高円寺に開店した自家製ビールを提供しているお店だ。

 

ご夫婦で始めたこちらのお店は、口コミでその名が広まり、ビール通のみならず、「ここのビールなら美味しく飲める!」という女性客からの支持も得て、オープンから早くも2年目で阿佐ヶ谷に2号店を出すほどの人気を集めている。

 

かくいう私もビール吞ん兵衛なので、高円寺と阿佐ヶ谷のお店はもちろん制覇している。

数ヶ月前より噂に聞き、待ちこがれていた『荻窪ビール工房』がついに9月1日にオープンしたとのことなので、さっそく取材してきた!という名目で飲みにいった !

 

荻窪ビール工房外観
荻窪ビール工房は荻窪駅南口を出てすぐ、東京三菱UFJ銀行に向かって右裏手にある。

以前は茶道具店の「深和」さんだった場所である。

 

茶道具屋の面影を少し残す和な雰囲気の外観が特徴だ。

 

自家製ビールを出来たその場で味わおう!

 

この荻窪ビール工房、なんといっても最大の特徴であり、最高の魅力は『正真正銘の自家製ビールをお店で作っていて、できたてをその場で飲めること』だろう。

 

ビール発酵中

▲「ただ今発酵中」の看板を掲げる店長の今井さん。店内で仕込みからの全てを手がける醸造家でもある。

 

荻窪ビール工房

▲ 仕込みはまず麦芽の粉砕から始まる。粉砕専用のスペースもある。ビール樽はカウンター奥に。

 

とりあえず まずは 仕事を忘れて 乾杯だ!!

 

乾杯

 

っっ!!美味!

きめ細かい泡に個性的な味!こんなビールは初めて!

この日は以下の3種類の自家製ビールを楽しむことが出来た。

 

 

・ブロンド(390円):これぞ地ビールの王道!この価格で自家製ビールが楽しめるなんてし・あ・わ・せ!!というくらい美味しくて飲みやすい。

 

・サマーエール(490円):これもビールなの?と思うくらい甘みと酸味が強く印象に残る味。名前の通り期間限定、オープン記念ビールなので早めに味わうべし!

 

・ストロング(690円):名の通り普通のビールに比べ味濃いめ、アルコールやや強めのビール。これからの秋にピッタリな濃厚さで、クセになる味!ついつい飲み過ぎてしまうので要注意。

 

 

飲めるビールの種類は季節やタイミングによって変わるそうだ。(大体3〜4種類とのこと)
これも自家製ならではの楽しみ!
ちなみにビール工房は、高くなりがちな自家製ビールの価格を抑えるために、人件費をあまりかけないシステムになっている。なので、少しだけお客さんに以下のご協力をお願いしているそうだ。

 

注文はカウンターに行ってお客さん自身で行っていただく。

グラスはお客さん自身で、専用の洗浄機を使用しておかわりする。(交換も可能)

 

荻窪ビール工房カウンター

▲  (左):カウンターで注文する様子。 (右):専用の洗浄機。凄い勢いで水が出るので意外と面白い!
はじめは少し戸惑うが、すぐに違和感がなくなる。ジョッキの洗浄も珍しいので、少し楽しい。

 

 

ビールだけじゃない!ビールを引き立てる料理も美味い!

 

 

荻窪ビール工房フード

▲ 左上から時計回りにフィッシュ&チップス、3種のテリーヌ、ポテトサラダ、ラタテュイユ

 

ビール工房というからビールが美味しいのは当たり前だろう。

じゃあ、料理はどうだろうとメニューを見てみると・・・英国の伝統ビール料理「フィッシュ&チップス」を始め、定番のポテトサラダやラタテュイユまで、これぞとばかりにビールに合う料理が並んでいる!

 

結構手の込んだ料理があるのが嬉しい。しかも全部美味しくて、ボリュームもある。

個人的なオススメは「フィッシュ&チップス」。

量もさることながら、味は完全に本場イギリスを超えているのではないだろうか。

 

自家製ビール同様、料理のメニューも今後少しづつ変えていくそうだ。今後も楽しみ。

 

注目ポイントはもうひとつ!ハンドメイドのインテリア!

 

荻窪ビール工房屋根裏部屋

▲ 2Fからさらに階段をのぼると突如現れるユニークな空間。なぜかワクワクしてしまう『屋根裏部屋』

 

お店のインテリアや内装の造作を、オーナーや店長をはじめ、従業員のみんなで約4ヶ月ほどかけて作り上げたというから驚きである。(その過程は荻窪ビール工房のブログで)

 

自家製ビールと同様で、「つくる」ことが大好きだからこそなし得る創造力だろう。

オーナーの能村さんは荻窪店をオープンさせる至って、まずは”荻窪に住んでみることから始めてみよう”と、家族と一緒に荻窪に引っ越してくるという徹底ぶり!

壁や天井だけでなく、テーブルからベンチまでを手作りしたそうだ。

 

 

荻窪ビール工房メニュー

▲ 手作り感たっぷりのメニューのスタンド。ちょっとした小物にも目を配ってみると面白い。

 

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 『 目標は地域の人に愛される、自家製ビールの店』

 

荻窪ビール工房インタビュー

 

さっそく、オーナーの能村さんにインタビューをしてみた。

 

── はじめに、荻窪ビール工房と他の店舗(高円寺麦酒工房、阿佐谷麦酒道場)との違いを教えて下さい。

 

能村さん:まず、荻窪ビール工房は屋根裏部屋をテーマにしようと考えました。

高円寺麦酒工房はアットホームさを、阿佐ヶ谷麦酒道場は開放感をテーマにしてあります。

荻窪はまるで隠れ家のような、少年ごころをくすぐるような、そんな雰囲気を楽しんでほしいです。

 

── 日によって自家製ビールの種類が変わるとのことですが、季節にあわせて種類や材料を変えたりしているのでしょうか。

 

能村さん:季節にかかわらず、常に3~4種類の自家製ビールを入れ替えながら提供しています。そうしていくと、街のお客さんに人気のビールが見えてくるので、それを定番にして常に取り扱っていこうと考えています。

 

阿佐ヶ谷や高円寺のお店にそれぞれ定番のビールがあるように、荻窪のお客さまの舌に合うビールが見えてくると面白いですよね。街の人が決めた味のビールを提供していきたいです。

 

── お店で仕込みからビールづくりをしているとのことですが、一回の仕込みでどれくらいビールを生産しているのでしょうか。

 

能村さん:ビール樽で8本分ですね。1本あたり18リットルになります。

荻窪の店舗で生産している、完全オリジナルの”荻窪産“のビールなんです。

頻繁に仕込んでいるので、出来たてのビールを飲めるのも魅力のひとつです。

 

── なぜ荻窪に出店したのですか。

 

能村さん:高円寺にお店を出す前から中央線の雰囲気が大好きだったこともあります。

まずはクラフトビールを受け入れてもらえそうな高円寺から出店し、次にお隣の阿佐ヶ谷に二号店を出店しました。

「街のビール屋さん」になるためには、お店を“点”ではなく”面”で増やしていく必要があると考えています。なので、今回の3号店もお隣で雰囲気の合う荻窪にしたのです。

 

 

荻窪ビール工房オーナー

 

 

── 最後に、自家製ビールづくりの醍醐味について教えて下さい。

 

能村さん:自家製ビールづくりは仕込みから掃除まで、ほとんどが地味で大変な仕事です。

朝は8時から、週3で仕込みはじめて醸造。閉店後もサーバーなど清掃で大半は醸造と掃除の日々で決して楽な仕事ではありません。

 

それでもビールを作ることが本当に大好きで、そしてなによりも自分が世話をして完成したビールをお客様に「美味しい」と言ってもらえる瞬間がなによりの喜びです。

目標は地域の人に愛され『街のビール屋さん』になること。
例えば、地元の成人した方が、初めて乾杯して飲むビールが『荻窪の地ビール』だったらとても嬉しいですね。

 

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荻窪ビール工房ビール

 

「ビールが苦手な方にも美味しく感じられるように、フレッシュな甘みを出して作られる自家製ビール」をテーマに掲げている麦酒工房。

スタッフ全員が、街のビール屋さんを目指して修行中であり、志を同じくしたスタッフたちの提供するビールの追求された美味しさは私たちに感動を与えてくれる。

 

常に追求し続けた「地域の人に愛される、自家製ビールの店」は、ここ荻窪でどのようなお店になっていくのだろうか。今後もとても楽しみな新しい荻窪のお店だ。

 

 

(ライター:松崎 / インタビュアー:松村 / 写真・編集:松崎)