荻窪新聞 2014年6月17日
荻窪新聞

都会にもオアシスが!!

ホタル舞う都会のオアシスへ Go! 久我山ホタル祭り
 
夏の訪れをつげる風物詩、ホタル。
気づくと、ここ最近まったく見ていないように思います。しかし、この東京杉並区でもホタルと会える場所があるんです! この場所とは一体…。
 
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ホタル舞う都会のオアシス、久我山

 

ライター:上村 恵愛

 

 

みなさんは、ホタルを見たことがありますか?

私のふるさとでは、この時期になると、条件さえ整えばクリスマスイルミネーションと見まがうばかりの幻想的な光景を目にすることができます。

 

しかし、ここは東京。

 

こんな都会の真ん中で、ホタルなんて無理だろうなと思っていたら、ありました。

都会にもオアシスが!!

 

 

久我山ホタル祭りのチラシ久我山ホタル祭りのチラシです。 

 

 

JR で荻窪駅から快速で約 5 分、京王井の頭線に乗り換えて、これまた約 5 分で久我山駅に到着。

南口を出ると、主催の久我山連合商店会のみなさんが、ひとりひとりにこのチラシを手渡してくれます。

 

 

久我山ホタル祭りのチラシ裏面チラシの裏面。裏返すと会場案内になっています。

 

 

今年の関東甲信地方は、平年より 3 日も早い 6 月 5 日に梅雨入り。

その日から、ほとんど雨、雨、雨の毎日。

開催初日の 6 月 7 日(土)も雨。

 

久我山連合商店会事務所に問い合わせると、「模擬店は出ていますよ。でも、雨だとホタルが飛ばない可能性も考えられますね」と丁寧な対応でした。

 

その翌日の午後のこと。ようやく雨も上がり、最高のホタル観賞日和となりました。

チラシをもらい、神田川に向かって少し右手に進むと、久我山商店会と交流のある、長野県豊丘村の産直販売所が見えます。

 

 

久我山ホタル祭りの産直販売豊丘村の産直販売所前。すでにたくさんの人でにぎわっています。

 

 

久我山ホタル祭りで販売されていた特産品新鮮な野菜のほか、お米や加工品も並んでいます。どれもおいしそうですね。

 

 

再び駅方面に戻り、案内所の手前を右に曲がって各種模擬店が立ち並ぶ中央緑地公園に足を踏み入れると――。

その途端、この人だかりです。

 

 

中央緑地公園びっくりするぐらいにぎわっています。子どもから大人までみなさん楽しそう。

 

 

久我山ホタル祭りの模擬店の様子大人はやっぱりビールでしょうか。

 

 

久我山ホタル祭りワインの看板いやいやワインというあなたにはこちら。確かに「究極のセット」ですよね☆

 

 

久我山ホタル祭りの模擬店の様子私がチョイスしたのはこれ。「チーズ入りソーセージ」です。

 

 

久我山ホタル祭りの模擬店の様子子どもたちには、ヨーヨーやウパすくいが人気でした。

 

 

 

 

 

ホタルを通した、地域のふれあい 

 

 

 

中央緑地公園をぐるっと一周し、再び案内所に向かう途中、元気な声が耳に飛び込んできました。

思わず立ち止まると、スタッフの方が、ホタルの生態について話をされているところでした。

 

 

ホタルの生態について説明するスタッフホタルの生態について説明するスタッフ。子どもたちは興味津々の様子。

 

 

ホタルの幼虫中央の“ゲジゲジ”がゲンジボタルの幼虫。そばにある自分のからだの大きさほどの巻貝が、えさの「カワニナ」だそうです。

 

 

ホタルの成虫ゲンジボタルの成虫(オス)。オスとメスの見分け方や、ゲンジボタルとヘイケボタルの違いについても説明してくれました。ちなみに、放流されているのはゲンジボタルです。

 

 

 

そのほか、ホタルの鑑賞順路についてのアドバイスも。

 

「今年から、神田川遊歩道は一方通行になっているので気をつけてくださいね。神田川の放流場所を先に見に行ったら、富士見ヶ丘駅まで行って戻ってこなければなりませんよ。玉川上水を先にしたほうがいいと思いますよ」

 

そして最後に、「ホタルの幼虫は頑張って生きています。人間も負けないように頑張りましょう」。

 

その声に元気と勇気をもらい、日没にはまだ時間がありましたが、玉川上水に向かいました。

 

 

岩通通り岩通通りを南へ。15~21 時は車両通行止めになっています。
自転車も走行禁止、押して歩きましょう。

 

 

路面営業の様子通りの商店。路面営業していて活気があります。 

 

 

玉川川上水の看板清流が復活した玉川上水の説明。水が途絶えてしまった時代もありましたが、1986年 8 月、東京都の清流復活事業により、清流がよみがえったと記されています。

 

 

清流その清流。見ていて清々しい気分になりました。

 

 

てくてく歩いて玉川上水に到着したのは、日没予定時刻の約 30 分前。ところがすでに遊歩道には、ホタルの出現を待つ人々の姿が!

 

親子連れや老夫婦に交じって、どうやらひとりで来たらしいサラリーマン風の男性や外国人の女性の姿も。

みんな、本を開いたり、スマホをいじったり、思い思いのスタイルでじっと日没を待っています。

私もそのひとりに加わることに。

 

 

日没時刻を過ぎ、19 時を少し回ったころでした。

 

「あっ! 光った!」

 

声がして、その方向を眺めると、ほんのりと弱い光が数回点滅しました。

ホタルでした。

 

本当に都会でホタルを見ることができました。

 

 

ホタルの光無謀にも撮影にチャレンジ。雰囲気は伝わるでしょうか……

 

 

その後、20 分ほどの間に、最大で 5 匹くらいのホタルが飛び交いながら発光する姿を見ることができました。

そうこうしている間に、人、人、人の山。

早めの場所取りが功を奏したようです。

 

「落下の恐れがありますので、お子さんは肩車せずに、前で抱えるかおんぶするようにしてください」

 

係員のアナウンスが聞こえる中、そっとその場を立ち去りました。
今年行かれた方は、また来年、今年見逃した方も、また来年。

 

 

「ホタルが舞うような自然」に誘われ、幻想的な光に癒やされましょう。

 

 

 

 

商店街振興組合久我山商店会
http://www.kugayama.org/

 

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