荻窪新聞 2013年8月28日
荻窪新聞

祭りを好きになるキッカケへ

天沼八幡神社例大祭・後編 宮神輿巡幸編
 
これより天沼八幡神社例大祭の華といえる「宮神輿の巡幸」が始まります。宮出し前の御神輿が境内にどっしりと構えます。神事を行った後、担ぎ手たちが宮神輿を担ぎ上げます。
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まつりの華 宮神輿の巡幸

 

前編はこちら > 天沼八幡神社例大祭 御神酒所づくり編

中編はこちら > 天沼八幡神社例大祭 天沼町内編


天沼八幡神社例大祭

 

水を打ったような静けさの中で、荘厳に行われる宮出しの神事。

 

宮出しとは!?

 

御輿(みこし)が神社の境内から出ることを宮出しといい、そこから宮神輿の巡幸が始まります。
宮入り(巡幸を終えた神輿が境内に戻ること)は18時(予定)ということで、今年は3時間以上の渡御になります。
天沼八幡神社例大祭

 

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平成25年度 天沼八幡神社 宮神輿 巡幸図 

巡幸図


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宮神輿の始まりです。 

 

天沼八幡神社例大祭3



宮出しを終え、いよいよ渡御出発の時。
天沼八幡神社の宮神輿の担ぎ手は男女問わず、多くの担ぎ手が神輿を力強く持ち上げます。
ずしりと肩に乗りかかる棒から、担ぎ手たち皆の意気込み伝わってきます。



天沼八幡神社例大祭4

天沼八幡神社例大祭
威勢の良い掛け声が天沼に響き、その声に呼ばれるように渡御を見に来る方も多く見られます。


天沼八幡神社例大祭
32

 

町内を周り、二日前に天沼自治会で作り上げた 自治会御神酒所へ到着。

まだ始まったばかりだというのに汗はだくだく、腕・足・肩はすでに悲鳴をあげています。
世界一おいしい(と感じられる)麦茶が振舞われます。


天沼八幡神社例大祭

高いところから神輿の上げ下ろしを指示する天沼自治会の清水さん。
清水さんの持っている拍子木は
木入れのためのもの。

 

木入れとは!?

神輿の上げ下ろし時に打つ拍子木のことを「木入れ」といいます。こちらでは清水さんの木入れで御神輿が下ろされました。
この木入れがお祭りの見所のひとつ!「ちょいちょいちょい」のかけ声とともに神輿の位置を皆で整えます。

 

ほっと一息。担ぎ手同士も交流を深めます。



天沼八幡神社例大祭
天沼八幡神社例大祭10


休憩を終え、再出発!
御神酒所で少し休んだ後、青梅街道まで出て、天沼陸橋を登り始めます。
荻窪警察署の協力のもと、青梅街道の1車線を一時的に規制して神輿は進みます。
陸橋まで出ると見物人も増え、鼓舞の雄叫びが飛び交います。渡御はより一層活気づきます。


天沼八幡神社例大祭
天沼八幡神社例大祭
天沼八幡神社例大祭

陸橋阿佐ヶ谷方面のふもと、通称「竹屋さん」休憩所。おなじみ清水さんの木入れでひと休みします。

とても広い休憩所なのでゆっくり。竹屋さんこと[村輝商店]さん、ありがとうございます。

町内の奥様方もキンキンの冷たい飲み物を用意してくれていました。汗をかいたカラカラの体に(ビールが)染みるんです!サイコーです!



天沼八幡神社例大祭

今越えてきた天沼陸橋の反対側を渡り、インテグラルタワー下の休憩所へ向かいます。


天沼八幡神社例大祭

こちらは2区の休憩所。インタグラルタワーの前広場にあります。
こちらでは荻窪銀座商店会さんのお祭り「ちびっ子集まれ!お祭りだ」が開催されています。
子どもたちにスイカ割りやかき氷などなど、大振る舞いしています。


天沼八幡神社例大祭

こちらでは荻窪銀座商店会長の石川さんの木入れで休憩。

とてもお茶目なおじいちゃんです。みんな和やかな雰囲気の中で休憩に入りました。


天沼八幡神社例大祭


ビールやお茶が担ぎ手の喉を潤します。
「どうぞ食べてください」と差し出されたのは、出汁に浸してあるおにぎり。
これがまた絶品!聞いてみるとなんとなんと!皆さんご存知、駅前の割烹料理店「有いち」さんからの差し入れだそう。元気出ました!ごちそうさまです!(おかわりまでしちゃいました。。。

天沼八幡神社例大祭

そのまま線路沿いに駅へ向かい、再び青梅街道へ。

天沼八幡神社例大祭

例年は駅前ロータリーを抜けれたそうですが、今年は商店街のアーケードを抜けることに。

担ぎ手たちの掛け声がアーケード内に反響して一気に賑やかに。一層神輿に勢いがつきます。


天沼八幡神社例大祭20

特に目立つ駅前を神輿が練り歩きます。多くの方々から声援を受け、担ぎ手たちも一層力がこもります。

 


天沼八幡神社例大祭


そしていよいよ青梅街道から天沼八幡神社の参道である「天沼八幡通り」に入ります。

担ぎ手たちの熱気はいよいよ最高潮に・・・



天沼八幡神社例大祭
と、ここで最後の休憩。1区御神酒所前の駐車場が休憩所です。冷たいビールに冷たいキュウリ、コロッケをご用意していただきました。
えええ!コロッケ?と感じるかも知れませんが、カロリーを消費しているからなのか、これがやたらとうまいうまい!

皆、クライマックスに向け、英気を養います。   



天沼八幡神社例大祭

皆さんいい顔しています。


天沼八幡神社例大祭
祭りを見ている皆さんの興奮も最大に!

天沼八幡通りは道幅が狭い割に車の交通量が多いので、神輿はゆっくりと進みます。

 

 

天沼八幡神社例大祭
天沼住民おなじみのコンビニ「スリーエイト」前。神輿がお店の方を向き、担ぎ手たちによって高く突き上げられます。

このように神輿を高々と持ち上げることを「神輿を差す」といい、「御霊(神様)を高く差し上げる」という意味を込めて行われます。


天沼八幡神社例大祭

天沼八幡通りを最後に直進。担ぎ手たちが力を振り絞り神輿を揉み、見物人からも歓声や拍手が飛びます。

そしていよいよ宮入りへ!!


天沼八幡神社例大祭
天沼八幡神社例大祭
宮入り

担ぎ手たちの一体感と熱気がここに極まります。

 

出店がひしめく境内の中を、所狭しと移動し回転する神輿。

 

宮入りは神輿を「真っ直ぐ」に入れなくてはならないため、何度も何度も前後に移動して入れ直しを繰り返します。
特に後方で担いでいる者にとって、神輿の後方移動はまさに命がけ。繰り返される度に怒声が飛び交うことも。

繰り返す度にどんどん緊張感が高まり、担ぎ手の興奮は最高潮に。
まさに熱狂の渦とはこの瞬間のことだと確信。
今年の夏一番、胸にぐっと来る瞬間でした。


宮入り

 

この後、神事を行い、神輿を本殿に納めます。

まだまだ熱狂冷めやらぬ中、天沼神社例大祭は幕を閉じました。

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天沼八幡神社例大祭

 

天沼八幡神社例大祭

 

その後は各々の御神酒所で打ち上げ!!

 

初めての準備から携わったお祭りは、町内との固い絆を結んでくれました。お祭り特有の血が騒ぐような感覚は実際に体験してみるとよく分かるはず。

 

『お祭りは皆が楽しむもの』。見る人も参加する人も皆が一緒に楽しめるお祭りだからこそ、天沼八幡神社の祭事は荻窪住民にとっての夏の風物詩となったのではないでしょうか。

 

 

来年も参加したくなる天沼八幡神社例大祭。
今年は機会を逃してしまった方も来年こそ足を運んでみてはいかが?

 

いえいえ!参加しなくちゃ絶対損ですよ!

 

 

(写真撮影・ライター:松村  編集:マツザキ)

 

前編はこちら > 天沼八幡神社例大祭 御神酒所づくり編

中編はこちら > 天沼八幡神社例大祭 天沼町内編