荻窪新聞 2013年6月7日
荻窪新聞

荻窪銭湯めぐり

最後に銭湯につかったのはいつだろう
 
家風呂が今ほど普及していない時代、家から歩いて行ける場所に銭湯があり、そびえ立つ煙突はその地域のシンボルだった。荻窪で初めての銭湯「寿湯」が開業したのは大正11年のこと。
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かつては120軒ほどの銭湯が存在していた杉並区。今ではその数は3分の1以下に

商店街は、寿湯に因み「寿通り商店街」と名付けられ名湯のなごりを残している。 高度経済成長に伴って増える家風呂の影響で、銭湯への客足は 遠のく。
 
昭和40年代には杉並区内には 120軒ほどあった銭湯も時代の 趨勢に従い、今ではその数3分 の1以下になってしまった。
 
年配の方には銭湯に心がなごむ 交流の場としての思い出を持っている方も多いのではないだろ うか。 今回は今も荻窪で営業している 次世代へ受け継ぎたい名湯たち を紹介したい。

地域住民が集まる銭湯第二宝湯は,ちょっと変わった銭湯だった。

昭和24年に開業。姉妹店の第一宝湯は一昨年に廃業している。 見事な破風造りで親しまれた 第一宝湯とは対照的に第二宝湯はモダンな作りになってい る。
出入り口に暖簾は無く、ロッカーも市松模様のような変わった並び方をしている。
モダンな作りは他の荻窪の銭湯は他にはない。
区が実施する「まちの湯健康事業」にも参加しており、気功太極拳が行われる。
毎週日曜日の薬湯の評判もよく、本天沼の憩いの場所として地域住民に親しまれている。
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あっとおどろく武蔵野温泉 なごみの湯でしか味わえない至高のリラクゼーション

荻窪駅西口から徒歩1分にある、都市型日帰りスパ。 都内にいながら温泉地の気分が味わえる場所として人気を集めている。
露天風呂の武蔵野温泉、炭酸風呂、つぼ湯、内湯にバイブラバス、アルス玉檜風呂、フィーリングアクアバス、サウナもマイナスイオンロッキーサウナやミストサウナなどさまざま。
8つの岩盤浴にヒーリングドーム・ヒーリングパティオと語りきれないほど充実した設備で荻窪以外の地域から通う方も多い。また、女性に嬉しいリラクゼーション施設も充実!
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昔ながらの佇まい。足を運ぶ度にホッとできる、いつ行っても変わらない亀の湯

清水2丁目の亀の湯は昔ながら の近所の銭湯といった佇まい だ。 天井が高くとってあり、外から 見るよりも広々とした内装であ る。 亀の湯の魅力はラドン風呂。
2 階はサウナになっていてこちら も人気がある。 駐車場付きなので遠方から訪れ るファンも多い。
 
デジタル体重計や、マッサージ機が100!アイスケースなんかもある。浴室にはケロリン桶などどこか懐かしい昭和の雰囲気。銭湯マニアなら一度は足を運びたい場所である。
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銭湯が荻窪に誕生してから91年。今の荻窪で銭湯を続ける難しさ。

銭湯を経営する上では燃料の問題はつきまとう。薪で湧かしたお湯で暖まるのがかつての通例 であった。
 
都内ほとんど銭湯は煤煙排出等の大気汚染をを理由に薪を燃やすのを減らす意向だが、荻窪近辺では木材燃料を主としている昔ながらの銭湯もある。
木材業界の動向も銭湯の存亡にも大きく影響するのだ。
 
 
 

銭湯が今日まで歩んできた歴史、そして荻窪の銭湯のこれから

銭湯の今後は内湯では味わえない、銭湯ならではの満足感に支えられるではないだろうか。
広い浴槽にゆったり浸かり、家族や友人同士で行き、交流を深めたり。日本人なら本能的にリラックスしてしまう貴重な場所だ。
 
荻窪の素晴らしき文化として名湯の魅力を次の世代に受け継ぎたいものだ。