荻窪新聞 2013年8月30日
荻窪新聞

24時間ワクワク・ドキドキ

ドン・キホーテの原点は、なんと荻窪近辺にあった
 
荻窪駅北口正面のドン・キホーテは3年前に開店。生活雑貨、アパレル、食品など扱う商品は多岐にわたり、またそれらがお手頃な価格で買えるドン・キホーテはまさに庶民の味方。
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圧縮陳列とナイトマーケット開拓の起点となった「泥棒市場」の開業

歴史はさかのぼり、1978年。ドン・キホーテの創業者・安田隆夫氏が桃井4丁目(左画像 ピン位置)に「泥棒市場」という雑貨系ディスカウント店を個人開業します。
 
このお店の最大の特徴は店舗構成と営業時間でした。
毎日、1人汗だくになりながら、がむしゃらに働きつづけたという安田氏。1人ゆえに陳列まで手が回らずに、店内は商品が山積みとなっていたそう。
天井まで積み上げられた商品や吊り下げられた陳列は、結果的に商品を探す楽しみをお客様に提供したのです。
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また、「泥棒市場」の商品陳列は夜中に行われていました。営業中と勘違いして訪れた人にも接客したところ、「あの店は深夜までやっている」と口コミが広がりました。
 
コンビニも24時間営業ではない当時、商品を積み上げた深夜営業のお店は新鮮なものだったに違いありません。そうしたオリジナルのスタイルが、現在のドン・キホーテの原型となっているのです。
 
 

「泥棒市場」で得た感触は、「ドン・キホーテ」で確かな手応えに

泥棒市場の開店から数年で、規模の拡大に限界を感じた安田氏は、お店を売却し、卸売業をはじめます。
こちらでも安田氏は電話セールスの導入などの既製概念を覆す手法で、わずか数年で関東一の現金問屋となったというから驚きです。
その後、再び小売業へとシフトして、1989年にあの「ドン・キホーテ」一号店となる、「ドン・キホーテ府中店」が東京都府中市に誕生しました。
 
杉並区には、1993年に、ドン・キホーテの二号店として、「ドン・キホーテ杉並店」が宮前に開店し、2000年には方南に「ドン・キホーテ環七方南町店」‎が開店します。

「ドン・キホーテ杉並店」は、惜しまれながらも閉店しましたが、ご存知「ドン・キホーテ荻窪店」が2010年に開店し、今年6月には杉並区で3店舗目となる「驚安堂 桜上水店」が下高井戸に開店しました。

 

長い旅路を経て、荻窪に帰ってきた「ドン・キホーテ」

「MEGA ドン・キホーテ」の展開によって、主婦・家族層の顧客を開拓し、業界の常識を次々と覆してきた「ドン・キホーテ」。次はどのような驚きとワクワクを与えてくれるのでしょう。
 
「ドン・キホーテ荻窪店」は、昔の面影を残しながら、また荻窪に帰ってきてくれたお店だったのです。そんな歴史を知ると、不思議と身近に感じられませんか? (ライター:松村)
 
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▲「泥棒市場」の跡地に建つ「一圓」。この場所から「ドン・キホーテ」の歴史が始まる。
▲ドン・キホーテの二号店「ドン・キホーテ杉並店」の跡地には「洋服の青山」が建つ。